錯視の科学館 展示  
Science Museum of Visual Illusions, Japan
     
     
しずかちゃんの文字列傾斜錯視
   
                 
                 
            2014/8/27   新井仁之,新井しのぶ

                 
   小学館が出している本に『ドラえもん もっと!ふしぎのサイエンス』があります。子ども向けのムック本で、ドラえもんとその仲間たちが、さまざまな科学の話題を紹介するというものです。豪華な付録もついてます。  
   少し前になりますが、この本に載せるということで、文字列傾斜錯視の作成依頼が小学館から私のところにありました。そこでドラえもんに関係する言葉を漁り、見つけたのが、「しずかちゃん」の文字列が平行であるにもかかわらず傾いて見える錯視です。これは並べ替えなくてもそのまま錯視になります。  
     
   しずかちゃんの文字列傾斜錯視  
     
   この錯視は『ドラえもん もっと! ふしぎのサイエンス』(vol.4、2014年7月刊)に掲載されました。  
   さらに興味は拡がります。「しずかちゃん」の文字を並べ替えて、(言葉としては意味がなくなるかもしれませんが)もっと強い錯視はできないでしょうか? 文字列傾斜錯視自動生成プログラム(新井・新井)を使ってコンピュータに作らせてみました。いろいろありましたが、その一つを紹介します。   
     
  文字列傾斜錯視@ドラえもん  
文字列傾斜錯視自動生成プログラム(新井・新井)をMatlabに実装.「しちずかゃん」の文字列が平行なのに、そうは見えない。 
     
   「しちずかゃん」って何かは別にして、「しずかちゃん」より錯視が強いようです。とはいえドラえもんファンへのインパクトとしては「しずかちゃん」の方が大きいと思いますが.  
   ところで、「しずかちゃん」が傾いて見える錯視は、なかなか興味深い文字列傾斜錯視です。タイプとしては、少なくとも旧タイプではないようです  
                 

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